ちょうど1年。

我が家の行く先を大きく変えたあの日から、今日でちょうど1年。
1年前の今頃、私は、すごいテンションが高かった。
一歩間違ったら笑い出すんじゃないか、ってくらい。
決して、笑っていられるような状況じゃなかったはずなのに、
無性に笑い出しそうだった。


そういえば、1年前のこの日は、怒涛の5日間の始まりだったな。
私はこの5日間で、1回しか人前で泣かなかった。
5日間、ほとんど笑いっぱなしだった。
そうでもしてないと、どうにかなっちゃいそうだったし、
周りはみんな泣いてるから、私が泣くわけにはいかないし。
何より、納得してるって思いたかった。
仕方がなかった、って。
いずれはこうなる、って。


私は、昔から神様に何でもお願いしてきたけれど、
「神様のおかげで○○できた」ってことは殆どなかったような。
運動会は必ず開催されたし、受験には合格できないし。
でも、今は、神様じゃないけど、守護霊みたいなものはいる気がする。
その証拠に、この1年、ライブの席に外れがないの。


この話を人にすると、「結局ライブなの?」とか言われちゃうんだけど、
私の守護霊様は、私にライブがなくなったらどうなっちゃうか、誰よりもよく分かってる人だった。
1年前、怒涛の5日間の真っ最中に行われたライブがあって、
私は泣く泣く参加を諦めたんだけど、
きっと、守護霊様に心残りがあるんだとしたら、絶対に、このライブに私が参加できなくなったことだと思うんだ。
だから、1年かけて、借りを返すかのように、毎回いい席を用意してくれたのかな、って。


人の記憶って残酷なもので、忘れたくないことはどんどん忘れていくのに、
忘れた方がいいようなことは、絶対に忘れられなくできているようだ。
それで、時々、とんでもない自己嫌悪に陥っちゃったりするから。
“タラレバ”なんて、何の足しにもならないのに。


こうして、1年に1回振り返ることが、いいことなのか悪いことなのかまだ全然分からないけど、
今年は、これで良かったのかな、と。


若干、感慨深くなってしまいました。